深草の京町家 H邸

深草の京町家 H邸

明治40年頃築の大型の京町家の現代的要素を積極的に取り入れた住宅としての全面改修工事です。
主屋は間口6.5間、奥行6間の三列3室型の総二階建で町家らしい意匠がほぼオリジナルの形で残っていました。内部も、座敷の造作をはじめ、通り庭のおくどさん、井戸、煤だらけの火袋のダイナミックな架構等、当時の生活が偲ばれました。
この素晴らしい主屋の伝統的意匠をどこまで改修するのか大変悩みましたが、次代の改修工事に備えて復元が可能な工事とすることと、ご家族がこの先もずっとこの主屋で笑顔が絶えない円満な生活を送られることを願って計画することとなりました。
住戸形式京町家等(木造戸建(S25以前))
工事内容京町家等(木造戸建(S25以前))耐震改修
相談・設計、工事期間相談・設計期間 8ヶ月、工事期間 7ヶ月
工事費用

写真

伝統的な意匠の外観はそのまま保全しています。
主玄関。
三列目。手前が仏間、奥が主座敷。
ダイニングからキッチン、火袋の吹抜を見る。

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