一乗寺の家

一乗寺の家

 南面が道路で日当たりも良いため、1階はLDKを南側に並べ、水回りや玄関、階段を北側にまとめています。面積を抑えたコンパクトな間取りとしており、極力廊下を減らし、動線を短くしています。
 2階には個室が3部屋と家族の衣類をまとめて収納するウォークインクローゼットがあります。
 子ども達も気軽にピアノを弾くことができるように居間の延長にピアノ室を設け、居間との間は3枚引き違いの建具で間仕切れるようにしています。
 床は杉、胡桃、いたやカエデ、ほおの木など、多種の無垢フローリングを場所場所で使いわけています。
 壁には調湿性のある紙クロス「オガファーザー」を貼り、その上に自然健康塗料の「デュブロン」を施主施工で塗っています。どちらもドイツ製の仕上げ材で、自然由来の製品です。
 照明器具やスイッチ、洗面器など施主自らが支給したものも多く、想いの詰まった住まいになっています。
 構造材や仕上げ材は全て京都府内産材を使用し、木組は大工の手刻みで出来ています。地域の材を使い、作り手の技術を活かすことによって、持続可能な林業の継続や大工技術の次世代への継承につながることを期待しています。
住戸形式木造戸建(S25以降)
工事内容建替え・新築
相談・設計、工事期間相談・設計期間 約5ヶ月、工事期間 約7ヶ月
工事費用約 2,600万円(税込)

写真

写真1
LDK
写真2
外観
写真3
洗面コーナーと古建具
写真4
ピアノ室とカエデの床板

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